2022.01.19
ワンちゃんに打つべきワクチンは?主なものまとめ
寒い冬でも毎日のお散歩を楽しみにしているワンちゃんも多いのではないでしょうか。お散歩などで他のワンちゃんと会う機会が多いと命に危険を及ぼす感染症にかかるリスクも高くなります。
さまざまな感染症を防ぐ為に有効なワクチン。愛犬を守るためにどのようなワクチンが必要なのか、主なものをご紹介します。
絶対打って!接種義務がある狂犬病ワクチン
犬のワクチンは法律で義務付けられている「義務」、接種が強く推奨されている「コアワクチン」、任意接種の「ノンコアワクチン」の3つに分類されます。「義務」とされているのは「狂犬病ワクチン」で年1回の接種が必要です。
ではなぜ「狂犬病ワクチン」の接種が義務付けられているのでしょうか?
それは狂犬病が、有効な治療法のない致死率ほぼ100%の大変恐ろしい病気だからです。また狂犬病にかかっている動物に咬まれることで犬だけではなく人間にも感染します。「狂犬病ワクチン」は必ず接種するようにしましょう。
病気を防ぐために。犬ジステンパーウイルスワクチン
犬ジステンパーは呼吸器・消化器の病気で、子犬が感染すると重症化しやすく死亡率も高い病気です。また麻痺などの後遺症が残る可能性もある怖い病気です。
母親からの移行抗体がなくなる子犬の時期にワクチン接種を行い、抗体をしっかりと作っておくことが大切と言われています。
このウイルスは感染した犬の咳やくしゃみなどの飛沫で感染してしまいます。安心してお出かけするためにも「コアワクチン」である「犬ジステンパーウイルスワクチン」を接種しましょう。
重篤な事態にならないために。犬伝染性肝炎ワクチン
犬伝染性肝炎にかかると肝臓に炎症が起こります。突然死する場合もありますが、軽症や症状が現われない場合もあり病状はさまざまです。子犬においては警戒が必要な重要な病気です。
予防には「コアワクチン」である「犬伝染性肝炎ワクチン」の接種が有効です。
またこの病気はジステンパーウイルスのように空気感染はせず、感染した犬の尿・唾液などを舐めたりすることにより感染します。お散歩時に拾い食いをしたり草を舐めたりしないよう、ワンちゃんに普段からしつけておくことが大切ですね。
今回はワンちゃんの主なワクチンについて紹介しましたが、ドッグランやペットホテルなどの施設では他の混合ワクチンの接種証明書の提示も求められることがあります。
ワンちゃんの健康と楽しい生活を守るためにも必要なワクチンを接種しましょう^^