飼い主さんがご飯を食べていると、足元にきてご飯を欲しがるワンちゃんは可愛らしくて、いけないとわかりつつついあげてしまいそうになりますよね。
けれど、人間が食べているものの中には、ワンちゃんの身体には毒になるものもたくさんあります。
ワンちゃんに与えてはいけない食べ物にはどんなものがあるのでしょうか?
【下痢・嘔吐の危険性有】ニンニクとネギ類
ニンニクや玉ねぎ、ネギなどは、もしワンちゃんが食べて体内に入ると中毒を起こし、重症の場合は死に至ることもあります。主な症状は、嘔吐、下痢、貧血、血尿などです。早いと30~60分、遅いと1日以上経って症状が出ることがあります。
特に代表的な症状の血尿は、真っ赤でなく薄いピンク色の尿であってもネギ中毒を疑い病院を受診してください。
飼い主さんが自分で吐かせようとするのは危険なのでやめましょう。
【高カカオほど危険】チョコレート
誰でも大好きなチョコレートは、ワンちゃんにとってはとても危険なものです。飼い主さんが食べていると、かさかさという音につられて欲しがるワンちゃんもいると思いますが、絶対にあげてはいけません。
チョコレートに含まれるテオブロミンとカフェインは、いずれも中毒を起こし、重症の場合は死に至ります。
中毒を起こすと、呼吸が荒い、発熱、嘔吐や下痢、ふるえなどの症状が出ます。食べてから何日か経って症状を起こすこともあるので、すぐ病院に連れていったからといって安心せず、しばらく様子を注意深く観察してください。
【少量でも危険】キシリトール
キシリトールは、甘味料や歯の健康を保つ成分として有用ですが、ワンちゃんにとっては危険な成分です。
体重が4~5キロのワンちゃんだとキシリトールガム1個でも中毒を起こします。
キシリトールはワンちゃんの体内に入ると大きく血糖を下げ、嘔吐やけいれん、ふるえや歩き方がおかしいなどの中毒症状を起こします。
もし謝ってワンちゃんがキシリトールを摂取した場合は、すぐに獣医を受診しましょう。
いかがでしたか?今回は犬に与えてはいけない食べ物について紹介しました。「うっかり」では取り返しのつかない事態を招く可能性があります。与えてはいけないものは届かない場所、ごみ箱は蓋つきの物にするなど、日ごろから注意を徹底しましょう。