2023.06.09
【備えよう】災害時にペットを守るために
地震などの災害に備えるのは、人だけではありません。家族同然のペットを守るため、飼い主さんは日頃なにか準備をしていますか?同行避難や迷子対策について、どれだけ準備ができているか、これを機に見直してみてはいかがでしょうか。
クレートトレーニングをしよう
同行避難可能な避難所でも、必ずクレートは必要です。ペットのためにも、普段から慣れさせておきましょう。まず、クレート自体に慣れていない場合、それが安全なものであることから教えてあげましょう。扉や上の部分を外したりした状態で、普段ペットが生活している場所に置きます。臭いを嗅いだり中に入ったりするので、少しずつ慣れさせていきましょう。クレートへの抵抗がなくなったら、今度は扉をつけ、中にいる時にたまに閉めて見守ってください。嫌がるようならすぐに出してあげ、大人しくしているようでしたら褒めてあげてください。ペットの性格によってはとても根気がいりますが、ストレスなく過ごせるためには大事な訓練です。がんばりましょう!
迷子対策をしておこう
過去の震災で、多くのペットが取り残されたり逃げ出したりして、迷子になりました。首輪をしっかりして迷子札を付けておけば、それを見た人が連絡をくれます。飼い主さんの連絡先を明記した迷子札はもちろん、犬の場合は鑑札や注射済票も一緒に付けておけば、保護してくださる人も安心でしょう。猫の場合は首輪が苦手な子もいるので、すぐに外せるマジックテープでトレーニングするなど、普段から慣れさせておくといいでしょう。また、ショップ等で購入している場合はマイクロチップの装着が義務化されていますので、登録情報に誤りがないかチェックも忘れずにしておきましょう。
一緒に避難訓練に参加してみよう
自治体による『ペット同行避難訓練』という訓練があります。環境省も支援するこの動きは「ペットの有無に関わらず避難できる状況を生み出したい」という思いからのものです。飼い主さんにとっても、実際にどういった避難になるのかなどを学べる良い機会です。体験することでわかる、改善点や予防策などもあると思います。自治体のホームページや掲示板などで開催の確認ができるので、お住まいの地域でこういった訓練がある場合は、ぜひ参加してみてください。
いかがでしたか?今回は、災害時にペットを守るために、飼い主さんができることについてご紹介しました。いざという時に落ち着いて行動できるように、日頃から備えておきましょう♪