2022.06.21
【知っておこう】6月1日より犬猫のマイクロチップ登録制度開始!
令和4年6月1日から、ブリーダーやペットショップで販売されている猫や犬に対して、マイクロチップの装着が義務化されるのはご存知でしょうか?
何故義務化されたの? なんの意味があるの? など、気になる部分を詳しくご紹介していきたいと思います。
なぜ義務化に?
大きな理由の一つ目としては、殺処分される犬や猫を減らすためです。年々殺処分される数は減っていますが、ゼロには程遠い数です。飼い主の元に戻ることで、殺処分される犬や猫を減らすことができます。
また、地震や台風を始め、日本は災害が多い国です。特に、東日本大震災のような大きな災害が起きても、はぐれてしまった飼い猫や飼い犬の身元確認ができれば無事再会できる数も増えるでしょう。
マイクロチップってどんなもの?害はないの?
マイクロチップは、直径が2ミリ、長さが最大で12ミリほどのもので、これを皮下注射で首の後ろあたりに埋め込みます。
マイクロチップには、15桁の数字が記録されており、これを専用のリーダーで読みこむことによって、あらかじめ登録された飼い主の身元がわかります。
注射自体は、他の注射と痛みに差はないようです。
体に害のない素材なので、体内に埋め込んでも問題はありません。
メリット・デメリットはある?
メリットは、盗難や迷子、また先ほど述べた災害などで、飼い主とペットが離れ離れになった際に身元がわかることで、飼い主のもとに戻る確率が高くなります。
マイクロチップの寿命は30年と長く、ペットが生きている間に壊れる恐れはありません。
デメリットは、害はない素材ですが、異物への反応で炎症が起こることがまれにあるそうです。また、マイクロチップが体内で移動してしまう可能性があるので、チップを入れた際はしばらく激しい運動を避けることが推奨されます。
いかがでしたか?今回はマイクロチップの装着義務化についてご紹介しました。賛否両論はありますが、マイクロチップを義務化することで、捨て猫捨て犬が減ったり、迷い猫迷い犬が減り、犬猫の殺処分数が減少することを期待したいです。