2023.07.28
【犬駅長】鉄道に乗って会いに行こう!
全国のローカル駅に動物駅長が就任するようになったのは、ここ20年程のことです。お客さんを乗せたローカル電車を、その駅の動物駅長が見送る風景に〝萌え〟や〝エモ〟を感じたり、動物駅長に癒されたりしてみませんか? 今回は動物駅長の中から、2匹の犬駅長をご紹介します。
熊本県 阿蘇白川駅の駅長「ゆうくん」
1971年に無人駅化した南阿蘇鉄道の阿蘇白川駅は、柴犬のゆうくんが駅長を勤めています。駅舎をそのまま使った75th Streetというカフェで飼われているゆうくんは、トロッコ列車が走る土日のみ犬駅長になります。駅舎と同じとんがり屋根と時計の装飾がされた白い犬小屋が「駅長室」としてホームに設置されていて、ゆうくんはその駅長室の周りでおすわりをしたり寝転がったりしながら列車に乗るお客さんを送迎しています。時には眠ったままですが、そんな姿も「かわいい♡」と癒されるお客さんが続出です。
北海道 ニセコ駅の駅長「ハーディー」
北海道 ニセコ駅の駅長「ハーディー」
JRニセコ駅構内にある「茶房ヌプリ」の看板犬・ハーディーちゃんは2018年から駅長を勤めています。JR北海道から贈呈された駅長帽をかぶり、キリッとした表情でホームに佇んで観光列車の乗客を送迎します。体が大きめで凛々しいお顔立ちですが、人懐っこくて優しい性格のワンちゃんなので9月の駅長としてのお仕事以外の時でも、彼女目当てで訪れるお客さんも多いのだとか。生後3カ月から犬駅長としてお客さんと交流をしているベテランのハーディーちゃん。ニセコの雄大な自然の中で、ゆったりと過ごす姿をぜひ♡
動物駅長はローカル線の特別な存在♡
「動物駅長」の先駆けは旧片上鉄道吉ヶ原駅のコトラ駅長ですが、動物駅長という存在が一躍有名なものになったのは、和歌山電鐵貴志駅のたま駅長がきっかけではないでしょうか。動物駅長はわざわざ他から探してきて任命するわけではなく、元々そこで飼われていたりお世話されていたりする動物が就任するパターンがほとんどです。地元の人たちに愛され、可愛がられている動物が「駅長」に任命されて全国的に知られることで、そのローカル駅での特別な存在となり、多くの観光客が訪れるようになるわけです。
いかがでしたか?今回は、犬好きにはたまらない犬駅長をご紹介いたしました。ローカル線に乗って、犬駅長に会いに行く旅もいいかもしれません。今後もかわいいワンちゃんを沢山ご紹介していきますね。お楽しみに!