2022.11.22
【知ってる?】猫が喧嘩をする理由
猫の喧嘩と言えば、背中を山なりに丸めて毛を逆立て、牙をむき睨み合ってまさに一触即発!な画を思い浮かべますが、普段単独で気ままに生きている猫たちが喧嘩をする理由とはいったいどんなものがあるのでしょうか?また、飼い猫同士の喧嘩を、飼い主はどう対処したらいいのでしょうか?今回はそのあたりのお話をしたいと思います。
どうして喧嘩をするの?
猫にはリラックスできるプライベートなテリトリーと、狩りをするためのハンティングテリトリーがあります。いわゆる縄張りというものですが、その縄張り争いからオス猫同士の喧嘩が始まります。飼い猫は餌があるのでハンティングをする必要がなく、その部分の警戒意識は外猫に比べて低いですが、室内で多頭飼いしている場合はプライベート領域が狭いため、それによるストレスが原因で喧嘩が起こることがあります。また、年に2~3回ある発情期には、メス猫を巡るオス同士の争いが勃発します。
喧嘩は止めた方が良い?
喧嘩とじゃれあいを見極めた上で、止めるかどうかを判断しましょう。甘噛みをしたりちょいちょいっと前脚でパンチし合ったりは「じゃれあい」ですが、喧嘩の場合は背中を丸めて毛を逆立てフーフーと牙を見せて威嚇します。明らかな違いがありますので、後者の場合は注意して見守っていましょう。爪や牙で怪我を負うこともありますので、大きな怪我に発展しそうな場合はおやつなど猫が好きなもので気を引いて止めてもいいでしょう。喧嘩を無理に止めることで、かえって猫がストレスを溜めてしまうので、見極めが大事です。
対策はある?
2匹以上で飼っている場合は、やはり一切喧嘩をしない状況というのは難しいので、怪我がないよう爪を短く切ることを心掛けたり、どうしても仲良くできない場合は部屋を別にするなど対策を立ててあげてください。また、猫は縄張り意識が強い生き物ですので、引っ越しやリフォームによるストレスがかかりやすいです。猫ちゃんが、新しい縄張りを作れるようにしてあげてください。それからオス猫の場合は去勢を忘れずに!去勢することで縄張り意識や性的欲求が弱くなり、喧嘩が減ります。適正時期については猫それぞれにありますので、獣医さんと相談してくださいね。
いかがでしたか?今回は、猫が喧嘩をする理由についてご紹介しました。猫ちゃん同士が穏やかに過ごせるようにするには、飼い主さんの関わり方も大切なんですね♪