2021.12.20
SOSがひそんでる!犬の寝方でわかる健康状態
愛犬の寝相は、日頃の疲れが吹き飛ぶほどの癒し効果がありますよね。でも、犬の寝方がいつもとちょっと違うと感じたら要注意。そこには愛犬の病気を知らせるサインが隠れているかもしれません。普段見慣れた寝方の場合でも、こんなプラスアルファは要注意! 今回はそんな犬の寝方について書いて行きたいと思います。
お腹が痛いのかも!?「祈りのポーズ」
前脚を伸ばしてお尻を上げた寝相を「祈りのポーズ」と呼びます。一見すると不思議なかわいい寝姿ですが、実はこれ、膵炎の可能性があるんです。お腹が痛い場合に伏せられないため、このような寝方になるんだとか。膵炎の場合は吐いたり下痢をしたりと症状が出るので、このポーズをする時はワンちゃんの様子におかしなところがないか気をつけてあげてください。これらの症状がなくても「祈りのポーズ」をしていたら、病院へ相談したり受診してあげてください。
部屋の温度の調整を!呼吸が早い時の「横向き寝」
すぐに立ち上がることができないことから、ワンちゃんがリラックスしている時に見せる寝姿の「横向き寝」もまた、注意が必要な場合があります。この体勢かつ呼吸が早い場合は、暑さに参っているというSOSの可能性があります。動物は毛が少ないお腹や舌を出すことで、体温を調節します。ですので、いつもより少し呼吸が早いと感じたら室温を確認してエアコンで涼しくしてあげてください。
寝ている間にバタバタ動く「けいれん」
ワンちゃんが寝ている時、手足がビクッと動いたり、走るようにバタバタとさせたりすることがあると思います。これはレム睡眠時に起こりやすく、夢の中で走ったり吠えたりしているのを寝ぼけて実際に体現してるだけなので心配ありません。しかしこれとは明らかに違い、体全体がガクガクと震えるような場合は要注意です。一日に何度も繰り返したり、けいれんを起こしている途中で新たに別のけいれんを起こしたりすると緊急性が高くなります。すぐに病院へ連れて行って受診してください。短くすぐに治まる場合は、ワンちゃんの様子を見て、かかりつけに相談してからでもいいでしょう。
いかがでしたか。今回は、犬の寝方でわかる健康状態について紹介いたしました。
ワンちゃんの様子がいつもと違うなと感じるときは、かかりつけ医に相談すると安心できるかもしれません。