2022.04.17
犬の乳歯が残ってる。。抜歯の費用はどのくらい?
ワンちゃんも人間と同じように、乳歯が生えてきてその後永久歯に生え変わっているのはご存じでしたか?
この乳歯、まれに抜けきらないこともあるようです。この場合は抜歯しないといけません。
今回はワンちゃんの抜歯についてご紹介したいと思います。
犬の歯の仕組み~本数と種類~
人間は、1歳をすぎると徐々に歯が生え始め、5歳ころから乳歯が抜けて永久歯が生え始めますね。ワンちゃんも同様に最初に生えていた乳歯が抜けて永久歯に生え変わります。
ワンちゃんの場合、子犬の生後5~10カ月の間に歯の生え変わりが完了します。よくおもちゃを噛んでいるのは、歯の生え変わりでかゆいせいかもしれませんね。
ワンちゃんは最初14本ずつの乳歯が生えており、永久歯になると、上が20本、下が22本の計42本生えるようです。
乳歯を放置すると歯周病の原因にも
生後10カ月をすぎても乳歯が残っている場合は、乳歯遺残と言って、乳歯が抜ける前に永久歯が生えてしまう状態です。この場合は、歯並びが悪くなってしまう、永久歯の生え方が歪んでしまう、などの恐れがあります。
また、食べかすが歯の隙間に入りやすくなってしまうため、歯垢がついて虫歯や歯周病の原因になることもあります。残った乳歯が折れると炎症を起こしてしまうことも。
こうした乳歯遺残は、手術で乳歯を抜歯する必要があります。
抜歯の料金目安
ワンちゃんは、人間のように歯の治療のためにじっとできるわけではありませんので、獣医さんで抜歯する際は、全身麻酔をして手術で取り除く必要があります。
おおよその料金としては、麻酔代や事前の診察、検査代を含めて、平均で5万円ほどになるようです。人間と違ってすべて自費になるためどうしても高額になってしまいます。
安い金額ではありませんが、乳歯遺残はどのワンちゃんにでも起こりえることなので、ワンちゃんを飼う際には手術で抜歯する可能性を予想して準備しておくことが大切ですね。
いかがでしたか?今回は、犬の抜歯の費用がどれくらいかかるのかについてご紹介しました。ワンちゃんも人間のように乳歯から永久歯に生え変わるようです。ですが、抜けないと虫歯や歯周病になってしまうので気を付けましょう。